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WordPressの『クラシックエディター』のサポート延長【2022年まで、もしくはそれ以降も】

WordPressの『クラシックエディター』のサポート延長【2022年まで、もしくはそれ以降も】

WordPressで未だ人気の編集画面形式であるクラシックエディターに切り替えるためのプラグイン『Classic Editor』。
当初はブロックエディターに移行するまでの対応措置とされていましたが、この度そのサポートを少なくとも2022年までは延長継続するとプラグイン公式ページで発表がありました。

目次

公式コメントを確認

コメント内容はプラグインの公式ページで確認できます。
以下は2021年4月の時点でのキャプチャです。

WordPressのプラグイン『Classic Editor(クラシックエディター)』のサポートが2022年まで延長
WordPressのプラグイン『Classic Editor(クラシックエディター)』のサポートが2022年まで延長
Classic Editorは公式なWordPressプラグインであり、少なくとも2022年まで、または必要なくなるまでの間、完全にサポート・保守されます。

2022年末と捉えていいのかな?
また『必要なくなるまで』ってどういう定義?

ボンヤリした書き方ですが、クラシックエディター派のWordPressユーザーには朗報です。

ブロックエディターとクラシックエディター

Wikipediaによると、WordPressの編集画面が現在のブロックエディターに切り替わったのは2018年12月にリリースされたversion5からとのこと。

登場してから結構経ったんですね。
初めて触ったWordPressが既にブロックエディターだったと言う人も少なくないかもしれません。

整理すると、

・version5以降の編集画面がブロックエディター。Gutenberg(グーテンベルク)というコードネームがついています。
・それ以前の編集画面がクラシックエディター

という定義になります。

『Classic Editor』は元々一時的な対応のはずだった

今日のお話の主役である『クラシックエディター(Classic Editor)』は、最新のWordPressでもクラシックエディター画面を使用することができるプラグインです。

このプラグインは元々、ブロックエディターへの移行対策という位置付けで、2021年12月31日でサポート終了という事だったのですが、その期間が少なくても2022年までは延長される、というのが今回のトピックです。

延長になった理由としては、クラシックエディター根強い人気(というかブロックエディターが不評)のためと思われます。

プラグインのレビューから見る、それぞれのエディターの評判

ブロックエディタがお披露目になった時、プロのWeb制作者達の中で、好意的な意見はほとんどなかった気がします。
それでは現在(2021年)ではどうなっているでしょう。

ブロックエディター『Gutenberg(グーテンベルク)』のレビュー

スタンダードになったグーテンベルクですが、一応テスト用プラグインが存在します。

画面右下のレーティングをみる限り、よい評価とは言えません。

WordPressのプラグイン『Gutenberg(グーテンベルク)』のページ
WordPressのプラグイン『Gutenberg(グーテンベルク)』のページ

『クラシックエディター(Classic Editor)』のレビュー

こちらがクラシックエディターのレーティングです。ほとんど5つ星ですね。

WordPressのプラグイン『Classic Editor(クラシックエディター)』のページ
WordPressのプラグイン『Classic Editor(クラシックエディター)』のページ

それぞれのエディターの違い

プラグインページで比較すると圧倒的にクラシックエディター優勢なんですが、こうした場での発言は長年クラシックエディターを使い込んできたプロの制作者によるものがほとんどかもしれません。

ブロックエディターでは望まない要素やクラス名、コメントなどが追記されやすいため、Web制作の専門知識があって自分の設計通りのソースコードを書きたいユーザーにはクラシックエディターの方が扱いやすいはずです。

一方、コードの内容がそれほど気にならないライトな使い方をするなら、ブロックエディターの方がとっつきやすいかもしれません。
ビジュアルモードを使えば、テキストや写真をドラック&ドロップで配置する事ができるので、パワーポイントのような感覚でページをデザインすることができます。

ブロックエディターは、誰でも安価で簡単にWebサイトを作れる時代の反映かも

プロのWordPressユーザーにはそっぽを剥かれているブロックエディターですが、そもそもなぜこうした舵が切られたのか。

これはもう推測でしかないのですが、最近はwixやjindoなど『専門知識ナシで、誰でも簡単にサイトを作れる』的なサービスが増えてきているので、そのあたりを意識してのことだったのかな、と思います。

制作側にいると、そうしたサービスとWordPressには大きな差があるわけですが、一般的にはそんなのわかんないですよね。

以前、半分ビジネス&半分趣味みたいなサイトを作りたいと相談を受けた友人にも「wixとAmeba OwndとWordPress、どれにすればいい?」と言った事を聞かれました。

まとめ

ブロックエディター / クラシックエディターの揺り戻しは、昨今のWeb制作事情の映しにも思えます。

手を伸ばしやすいサービス・ツールの選択肢が増えてきたわけですが、そのどれもがサイトの質を担保してくれるわけではありません。

見やすさや使いやすさ、的確な文書構造やコード。
そしてやっぱり、お客様の良いところが引き出せるデザインとか、魅力的なコンテンツの提案など、プロでしかできないご提案というものがあります。

そうしたクオリティを求めるお客様のために、私たちは引き続き腕を磨いていきたいですよね。

追記:Classic Editorを入れました

向こうから別れを切り出される前にこちらから、ということで我慢してグーテンベルクを使っていたのですが、存続の可能性が見えてきたということで、クラシックエディターを入れました。

ですが、お別れしてから結構経っているので、細かいトコロでいろいろ忘れてる…結局人間とは、慣れの生き物なのかもしれません。

とりあえずユーザーの声を聞いてくれたWordPressに感謝です。