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最強のWebデザイン本の選び方【おススメ本の紹介はありません】

最強のWebデザイン本の選び方【おススメ本の紹介はありません】

(※本ページでは、特定のテキストの紹介や推薦はしません)
Webデザイン周り(HTML / CSS / Illustrator / Photoshopなど)の本が欲しいけど、どれにしていいかわからない。
そんな時必要なのは情報収集ではなく、自分に最適なモノを選び出す力かもしれません。
本を選ぶついでに『選択力』も身に付けちゃいましょう。

目次

選定基準1:自分は今何が知りたいのか、整理する

Webデザインに関する本が欲しい時とは当然「XXXXがわからないから勉強したい」時ですが、本屋さんへ行く前に、まずはその『XXXX』をハッキリさせておくことをお勧めします。

『XXXX』に入るのは『Photoshop』や『HTML』だけではありません。
一口にPhotoshopの本と言っても、一通りの機能を網羅した書籍はもちろん、写真補正など、特定の目的に特化したテキストもあります。
HTML/CSSに関しては、タグやプロパティの語彙を増やしたいということならリファレンススタイル(辞書のような形式)の書籍がいいでしょうし、コーディング練習をしたいのなら、Webページを組み上げる制作フローが詳細に載っているものがいいですよね。

「HTMLの本のおすすめはどれですか?たくさんあって選べません」という相談を受ける度、私はよく「HTMLの何を勉強したいの?」と質問返しします。
ご自身にもぜひ問いかけてみてください。
ここをクリアにするだけでも、大分ターゲットが絞られてきます。

選定基準2:新しさ

Webデザインに関しては、新しめの本を選ぶこともある程度大事です。
この世界は日々動いています。
アプリケーションであれば、バージョンアップの度にインターフェースが変わったり、機能が増えたりします。
言語であれば、新しい表記が加わったり、これまでのやり方が古いものになったりします。

ただ、変化すると言っても、今日明日で抜本的に何かがひっくり返るという事はないので、先月出た本と2年前の本だったら前者を選ぶ、くらいの時間尺で大丈夫です。

次に書く通り、何より大切にしたいのは自分との相性です。

選定基準3:好み

Webデザイナーですから、見た目に心動かされるのは当然のこと。好みの装丁の本で学んだ方が、モチベーションも上がるでしょう。
心理的な意味でも、好きなモノで勉強した方が効果は上がります。

私自身の話で言うと、カラーで薄手の本が好きです。
カラーはともかくとして、薄い本を好む理由は、早く読み終えられるので達成感が得やすいからです。

私とは逆に、厚い本を一冊じっくり攻略する方に満足感を得る人もいるでしょう。

受験や資格試験などで、これまでに様々な学習書を手に取っているはずですから、自分をやる気にしてくれたのはどんな装丁の本だったか、思い出してみるといいかもしれません。

選定基準4:ページ数

薄い本が好みと言いましたが、厚い本との内容の差が気になりますよね。
厚い本の方が情報満載でおトクな気もします。
厚みの要素となるのは2つ。詳しさと演習ページの量です。

詳しさ

一つのトピックに対してどれだけ広く深く取り上げられているかということです。
一見、詳しいほどいい!と思いがちですが、基本だけわかればいいという考えもあると思いますので、ここは個人差です。

例えばIllustratorでは、避けて通れないペンツールやベジェ曲線周りの操作に関しては、細かい使い方・ショートカットがたくさんあります。それらをどこまで紹介するかによって、割かれるページ数が変わり、それが本の厚みにも反映されます。

演習量

書籍によっては、基本説明の後に簡単な演習や応用問題が用意されているものがあります。
復習がてらトライすれば、学習内容が身に付きやすくなりますが、私自身は、覚えた内容をすぐ自分の実制作で試したい方なので、こうしたページがあっても手をつけることはまずありません。

こういったチャプターの有無に関しては、実際に本を手にしてパラパラやればわかると思いますので、ちょうど良いのを見つけるといいですね。

私のテキストの選び方

私が本を探す場合、こんな感じです。

知りたいことを先にまとめておく

とりあえずネット上の情報を集めて、独学である程度進めてしまいます。
特定のサイトをずっと読み進めるということではなく、とにかくあっちこっち拾い読みです。
そのうちにどれだけ調べてもわからないこと、疑問に思うことがいくつか出てきます。
そうなったら本屋さんにへ行くタイミングです。

書店で物色

書店へ行ったら、自分の疑問点を解決してくれる本を探します。
そして、答えてくれた本を購入します。

目的に適った本がないとき

ここは私のローカル事情ですが、私の最寄りの本屋さんは技術書の棚が小さいんですよね。
ネットで目星をつけたおいた本が一冊もないというのもよくある話です。
そんな時は別の街の本屋へ行く事もありますが、私がよくお世話になるのは図書館。
同じテーマの本でも、まとめて数冊借りちゃいます。
あとは同様です。疑問点を解消してくれた本を、後日購入します。

書籍探しにアドバイスを求める理由は『失敗したくない』から

大抵の書店で見かけるものや、amazon等である程度の評価を得ている商品であれば、全く役に立たない事はまずないので、安心してお買い物をしてください。

どんな書籍も、著者や編集の方が一生懸命作ってくれています。
そしてHTMLにしろPhotoshopにしろ、絶対これだけは知っておかなくてはいけない!という内容はどの本にも必ず網羅されています。

仕事上、例えばPhotoshopを教える場合でも、あっちのスクールではこのテキスト、こっちのセミナーではあの書籍という風に、複数の本を使い分けていますが、どれらも甲乙つけがたい良書です。

何を選んでも失敗はありません。大丈夫です。

まとめ

というわけで、本屋さんに行く前に決めておきたい事。

  • 何を知りたいのか?(例:私は『Photoshop』の『写真補正テクニック』が知りたい)
  • これまでどんな本と相性がよかったか(カラー、厚手/薄手、など)
  • 掲載内容のバランス(基礎的な内容だけ載っていればいい、演習がたくさんあるのがいい、など)

必ず成功できる勉強法なんかない

誰でも東大に合格できる参考書が存在しないように、Webデザインにおいても確実な学び方はありません。
「私はこれを読んで成功した」的な情報を目にすることもあるかもしれませんが、ご本人にはそれがピッタリだったか、もしくはどの本を読んでも(読まなくても)成功できたかのどちらかです。

ただ、あなたにあった学び方・テキストというのは存在します。

Webデザインの世界で自由に生きていくという趣旨で役に立つのは、おススメテキストの情報ではなく、自分に一番合う物を自分の嗅覚で見つける能力だと思います。

周囲に惑わされず、自分にとってのベストを選びとる力を

なぜ『Webデザイン 本 おすすめ』と検索するのか。
それは自分で選べないから。

人生は常に選択です。
Webデザインというテーマだけで考えても、

・どこで働くか
・どのように働くか
・独立するのかしないか
・独立するとしたらいつなのか
・目の前の仕事を受けるのか断るのか
・予算は?
・スケジュールは?

全てが選択ですよね。

自由に生きる人生の住人を目指すなら、そもそも選ぶ力が備わっていなくては。

いちいち皆はどうしてるだろう?一番シェアが高いのは何だろう?なんてやってらんないんですよ。
とはいえ、いきなり独立、就職・転職の選択は難しいと思いますので、まずは小さなコトから練習したいですよね。
取り急ぎ、まずは書籍選びなどいかがでしょうか?