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なぜ実務経験なしでWebデザインの仕事ができるのか

なぜ実務経験なしでWebデザインの仕事ができるのか

『未経験からWebデザイナーになろう』的なコピーをよく目にしますが、実際の所どうなんだろう?ただのスクールの宣伝文句なんじゃないかと疑ったことはありませんか?

どうして実務経験なしでWebデザイナーになれるのか、具体的にどのような業務を行う事になるのかお話しします。

目次

実務経験不要とは、専門知識が不要という意味ではない

はじめに、実務経験を問わないとは、専門知識が要らないという意味ではないということに触れておきます。
職場でゼロから手取り足取り教えてくれると言う事では決してありませんので、基本的な技術は独学・もしくはスクールで習得済みという前提で話を進めます。

実務経験なしでもできる業務とは

改めまして、実務経験がなくてもできる業務にはどのようなものがあるのでしょう。
例えば、既存のWebページの修正や更新、簡単なWebページの新規作成などがこれにあたります。

例1:飲食店サイトのメニュー情報のメンテナンス作業

・新メニューのサムネールを作成する
・作成したサムネールを追加、もしくは古いものと差し替える
・ページのテキスト部分(メニュー名や金額、紹介文等)を変更する

例2:セミナー情報の追加・更新作業

・セミナー告知ページの制作(既存のセミナーページを複製して、写真やテキストを差し替えるだけ)
・募集を締め切ったセミナーページの更新(申し込みボタンの削除、『満席になりました』等のテキストを追加する、など)
・終了したセミナーページに、参加者の感想を掲載する

Web制作を一通り学習された方であれば、上記に対して具体的にどのような作業をすればよいのか、イメージが掴めるのではないでしょうか。 いずれもゼロから制作するわけではないので、できそうな気がしますよね。というかできるはずです。

このように、駆け出しの状態でも必ずできる作業があるというのがWebデザインの良い所であり、それこそが未経験からでもスタートできると言われる所以なんです。

こうした簡単な更新業務にしばらく携わっていれば、自然に作業スピードが早くなっていきます。
サムネールを何十枚も作っていれば、デザインの目が自然に養われていきます。
そうすればもう『実務経験アリ』のあなたになっているわけですから、そこから今度は、より手応えのある案件にチャレンジしていけばいいわけですよね。

経験より、個性やアイデアを重視してくれる職場も少なくない

クリエイティブの世界ではユニークな理念をお持ちの経営者・企業も多いですし、創業者自らが叩き上げ、などと言う話もよくありますから、見込みある人材であれば経験が浅くても歓迎される、という環境は少なくありません。

実は、私が以前勤めていた会社がまさにそんな風土でした。
『経験問わず。作品だけ見せてください』という条件で中途採用を行い、会社にはWebデザインやグラフィックはもちろん、趣味で制作されたスクラップブッキングのような作品やイラストなどがたくさん送られてきました。意気込みを伝える手紙みたいなのもあった記憶があります。担当者のアンテナに引っかかった方は、ちゃんと面接まで進まれていました。

最終結果を正直に書いてしまうと、結局この時に採用されたのは、経験者の方でした。
けれど会社としては本気で、見どころのある方であれば誰でも歓迎するつもりだったと思います。

未経験OK=手ぶらでエントリーしていいと言うことではない

というわけで、経験がないことを気にして足踏みされている方、活躍の場所はちゃんとありますから、是非最初の一歩を踏み出してください。
ただ未経験だからといって、履歴書や職務経歴書だけ用意して挑めばいい、と言うことでありません。
先程の私の勤め先のように、作品の提示は必ずと言っていいほど求められますので、ポートフォリオはしっかり準備してから臨んでくださいね。

まとめ

  • 実務経験がなくても仕事はある
  • 見込みある人材を発掘しようという風土の企業もある
  • 実務経験は問われなくても、ポートフォリオは必須

全体の募集件数の割合で考えると、『要実務経験』の仕事の方が圧倒的に多いはずなので、エントリーさえできない案件を目にすることの方がどうしても多くなります。

だけど、そこで決して落ち込まないでください。
そうした案件は、駆け出しの時には想像ができないほどのスピードや難易度、正確性が要求されます。
最初からそんな環境で無理矢理スタートさせたキャリアなど、長続きするわけがありません。

『エントリーできない案件』ではなくて、『今はエントリーしなくていい案件』なんですよ。
そして、参加できないのはあくまで今だけ。
将来的には、どんなプロジェクトも必ずあなたの射程圏内に入りますから大丈夫です。

焦らずに、少しずつキャリアを詰み重ねていくステップを楽しんで行きましょう。