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何歳までOK?未経験からWebデザイナーを目指せる年齢

何歳までOK?未経験からWebデザイナーを目指せる年齢

初心者・未経験からWebデザイナーを目指したい。
そう思った時に、やっぱり気になるのが年齢だと思います。

スクールを検索してみると、年齢制限を設けている所はあまりない事がわかります。
オンライン学習サイトでも『年齢は関係ありません』とよく謳われていますし、各種相談会や体験入学に参加しても同じ事を言われると思います。

でも何度大丈夫だと言われても『それって本当?』『結局セールス目的だからじゃないの?』なんて、どうしても勘繰ってしまう事もあるかもしれません。

未経験からWebデザイナーを目指すことは、何歳になってからでも可能です。

スクールやプライベートレッスンでの講師経験から、その根拠をこれでもかというくらいお話します。

目次

学習能力と年齢の関係

スクール講師として、これまで何百人という方々にWebデザインのお話をしてきました。
担当クラスには様々な年齢の学生がいることが当たり前でしたが、その環境において、学習能力と年齢に相関関係は一切ありませんでした。
Illustrator/Photoshopの基本操作においても、HTML/CSS等の基礎言語の学習においても、です。
その場でホントに見てきたので、保証します。

追加でお話ししたいのが、パソコンやネット上のサービスに関する知識。
これに関しては若い人の方が慣れてるのかな、と当初思ってたのですが、実際全く関係ありませんでした。
例えばファイルやフォルダの命名方法や制作したファイルの管理等に関して、年齢による知識の差異は見られません。
また、最近では指定のサーバーに課題を提出しなくてはいけなかったり、その他slackやgoogleの各種サービス等も使われたりしています。
元々親しんでいた人が使いこなせる、ということは当然ありますが、学習開始と同時にこうしたサービスを使い始めた場合も、年齢によって使える、使えないなどといったことはありません。

デザインと年齢の関係

これまで多くの方の作品を見てきましたが、作品クオリティに関しても年齢との関係性はありません。
良いデザインとは何か一概には言えないのですが、日頃から意識していろいろな物を観察して学習を進めていれば、Webサイトの見やすさや使いやすさに関して、一定の感覚が養われてきます。

ついでに言うと、Webデザインの世界にも何となくのトレンドがありますが、これに関しても日常的にネットに触れていれば、潜在的に掴む事ができます。
そうして無意識に集めた情報が自分の制作物に自ずと染み出してくるので、自然にトレンドに準じた内容を作れるようになります。

こうした話をする時、私がよく例えるのがファッション(洋服)のトレンドです。
服を買う買わないに関わらず、日頃から街を歩いていれば、何となく今流行りのスタイルがわかりますよね。
これは、本人の年齢とは一切関係のない話です。

就職と年齢の関係

スクールでは、就活時期の学年を担当したこともあるのですが、クラス内で年長の学生達の中からは『若い方が就職に有利なのでは』と、心配する声もよく聞こえてきました。
だけどいざ蓋を開けてみると、そんなこと全然ないんですよ。
やっぱりこの世界は実力(自分の作品)が全てなんだなあ、と私自身、改めて確信できた瞬間でした。

また、就職活動において確かに制作スキルは重要なのですが、仕事という意味ではその他にビジネスマナーやコミュニケーション能力なども必要になりますよね。そうしたポイントに関しては、年長者や社会人経験のある方が圧倒的に有利になります。
こうした経験は、就業してから役立つことももちろんですが、選考期間中の先方とのメールやりとりや面接での受け答えなどでも、絶対に生きてくるはずです。

実はあなたは未経験ではない

『私は未経験だし、もう○○歳だし…』という声をたくさん聞いてきました。
ところで、実際本当に未経験なのでしょうか?

Webデザインを一つのお仕事という視点で眺めた時、制作能力以外にも様々なスキルが必要になると言うのは、先にお話しした通りです。
メールでは文章力、打ち合わせではプレゼン力、予算やスケジュールに関する交渉力、専門技術に関して先方に噛み砕いてお話ししなくてはいけない時には、説明力なんてのも必要です。
ある程度の年を重ねてきたのなら、少なくともどれか一つは長けているものがあるはずです。
だから実質、未経験じゃないんですよ。

私は新卒でWebデザイナーになりましたが、最初に勤めた会社ではひたすら制作、コミュニケーションを取るのも社内の人達だけでした。クライアントとの打ち合わせにも出ませんでしたし、メールをやりとりすることもありませんでした。
そのうち打ち合わせに参加できるようになったのですが、自分の交渉力・プレゼン能力のなさに愕然としたのを覚えています。
自信のあるデザインなのに、制作の意図やどこを工夫した等、アピールが全くできないんですよ。適切な表現が思いつかなくて、悔しい思いをしたことが何度もありました。そのせいでプレゼン負けしたこともおそらくあったと思います。
お客様に対して十分にお話しできるようになったな、とそれなりの自信を持てるようになるまで、かなりの期間がかかりました。

そんな私とは逆に、例え異業種でも、お客様とたくさん対話をしてきた経験がある方であれば、当時の私の難所はとっくにクリアされている、と言うことですよね。

今持っている能力の中で、Webデザインの世界に持っていけるものは必ずあります。
『自分には何もない』とか『今からでは遅すぎる』とか『ゼロからやり直し』というのは間違いです。
自信を持って飛び込んできてください。

歳を重ねると余計な知識が増えてくる

良い意味での社会経験についてお話ししましたが、逆の作用もあります。
長年社会活動を送っているとその分、就・転職の厳しい面に関する情報遭遇する機会も多くなります。
私が知る限り、成功事例は本当にたくさんあるのですが、情報というのは、否定的な内容の方が広まりやすい傾向にあります。

というのは、人間は自分の身を守るため、無意識にネガティブな情報を重視する性質があるんですよね。
だから、偶然目に入ったネガティブ記事は信じるのに、スクール説明会ご担当者の『大丈夫ですよ』はつい疑ってしまう。

自分の人生の話なのですから、周りに流されないと言うことが重要です。
『自分はどうしたいのか?』まずはそれだけに向き合う事が一番です。

まとめ

  • 年齢と学習能力は関係ない
  • 年齢と作品のクオリティも関係ない
  • 本当の意味で『未経験からWebデザイナーを目指す』なんてことはありえない
  • これまでの人生経験を強みにして、Webデザインの世界に挑む事ができる

『未経験からWebデザイナーになるのに年齢は関係ない』と断言できる根拠を、私のこれまでの経験に基づいてお話ししてきました。

でも、結局決め手になるのは、ご自身のやる気と熱意です。

世の中には、法律において年齢制限がある職業や、難しい試験を突破して資格や免許を取得しなくてはいけない職種、事実上性別が大いに関係している仕事などもたくさんあります。
それに比べたら、Webデザインってなんて優しい世界なんだろうと私はいつも思います。

改めまして、年齢は関係ないです。年齢を言い訳にする人はいるかもしれませんが。

一方で、未知の世界に向けて最初の一歩を踏み出す事が、どれだけ勇気のいる事なのかも知っています。
『年齢が関係ない』世界なのですから、そういう意味では心の準備が整ってからでも遅くはありません。

ただ、モヤモヤ思い悩む時期を脱却すると言う意味では、早いに越したことはないと思います。